矯正歯科治療費用

Price

保険診療と自費診療の違い

Distinction

虫歯や歯周病などの治療では、保険診療と自費診療を選ぶことができるので、同じように、矯正治療でも保険診療と自費診療を選べるのでは?と、気にされる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、矯正治療は、原則として保険診療を選択することができません。
歯並びの治療というのは、審美性が高く、治療しなくてもお口や全身の健康を大きく害するものではないと判断されているからです。
そのため、矯正治療を受けるとなると、患者さんの10割負担となるのが一般的です。
ただし、一部例外もありますので、矯正治療をご検討中でしたら、まず「自分の現状が保険適用の対象となるか」をご相談ください。

保険診療

  • ◯ 病気(顎変形症など)の治療

    唇顎口蓋裂や顎変形症のような「国の定めた先天性疾患」や前歯3歯以上の永久歯萌出不全による咬合異常(埋伏歯開窓術を必要とするもの)に限り、保険が適用されます。

  • ◯ 費用を抑えられる

    保険適用となった場合、治療費の一部負担(例:3割負担)となります。

  • ◯ 制限あり(装置・施設・手術)

    厚生労働省に認定された「顎口腔機能診断指定医療機関」で、外科手術を伴う、主にワイヤー装置(表側)を使用した矯正治療となります。

自費診療

  • ◯ 主に見た目の改善

    歯並びや見た目の改善が主な目的の場合、手術を伴わない歯だけを動かす矯正治療は保険の適用となりません。

  • ◯ 高額だけど自由度が高い

    費用が全額自己負担となるので、高額ではありますが、審美性を重視した治療法が選べます。

  • ◯ 治療方法を自由に選べる

    装置の目立たなさを重視したマウスピース矯正や歯の裏側に装置を着ける舌側矯正など、治療の選択肢が広がります。

矯正歯科治療費用一覧

Price

矯正歯科治療は公的健康保険の適用外の自費診療(自由診療)となります。

項目詳細費用
初回相談料最初の診察の際にお支払いください。3,300円(税込)
初回検査料X線写真、カラー写真、お口の型などの検査の費用をすべて含みます。33,000円(税込)
診断料X線写真の分析、診断、治療方針の決定およびそれらの説明についての費用です。22,000円(税込)
施術料治療開始から終了までの装置料、検査料、技術料が含まれた費用です。 お支払いは分割の方法もあります。
成長期のお子様の場合
【1】1期治療
【2】2期治療
【1】275,000円~330,000円(税込)
【2】440,000円(税込)
大人の方(永久歯の歯並びの方)の場合605,000円~770,000円(税込)
処置料矯正装置の調節に要する費用です。
受診して処置を受けた度にお支払いいただきます。
3,300円~5,500円(税込)
保定装置料27,500円~44,000円(税込)

※一般的な治療期間(マルチブラケット装置の装着期間)は2〜3年間、通院回数は24〜36回です。

医療費控除についてのお知らせ

Deduction

医療費控除は、年間10万円以上医療費を支払った場合に、一定額を所得金額から控除できる制度です。

  • 発育段階にある子供の成長を阻害しないようにするために行う不正咬合の歯列矯正のように、受ける人の年齢や矯正の目的などからみて必要と認められる場合の医療費控除の対象になります。

  • 医療費控除の申請には、医療費控除に関する事項を記載した確定申告書を提出してください。
    ※領収書を保管しておきましょう。

※医療費控除についての詳細は国税庁のページをご確認ください。